土佐女子ブログ 〜スケッチブック〜
掲載日:2017年1月18日
カテゴリー:行事
1月18日(水)に行われた高校3年生を送る会〜予餞会。
高校1年生の皆さんが上演した創作劇のあらすじをご紹介します。
「おみなえし」
主人公のさくらは、ふと立ち寄った本屋さんで、とても美しい文章が綴られた本を見つけます。
さくら「すいません、勝手に読んでしまって。この本の題名は、何と読むのですか?」
桔梗「これは、『おみなえし』と読むんです。秋の七草の一つで黄色い小さな花をたくさんつけるかわいらしい花なんですよ。」
さくらは、本屋の店主である桔梗に、ほのかな恋心を抱きます。
でも、さくらには初雪という、いいなづけがいるのです。
いいなづけの初雪は、小さな子どもたちに膝を折って話しかける、とても優しい男の子です。
「実は、それを書いたのは僕なんです。『おみなえし』の花言葉を知っていますか。それが僕たちの答えです。」
さくらの父と初雪の心中を知った桔梗は、街をあとにしようとします。
「もしかしたら、あの船に。」
さくらは、出港しようとする船の汽笛を追いかけます。
さくらを引き止めようとする父を、初雪は踏みとどまらせるのでした。
(おとうさん役は、副主任のS先生です。)
いつかどこかの街で、3人はまた出会うかもしれません。
人ごみの中で、誰かがいま振り返ったような気がしました。
力作ぞろいの創作劇でしたが、講堂はゆったりとした空気に包まれていました。
高校卒業式は、1月28日(土)に行われます。
高校3年生の皆さん。
残りのわずかな高校生活も、一瞬一瞬が輝いていますように。
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