6月25日(土)、今日は13時半から東舎4階の音楽Ⅱ教室で第53回校内音楽コンクールが行われた。声楽で2人の高3の生徒が出演し、ピアノでも2人の高校2年生が参加した。他の模擬試験と重なり、今年は3組のみの参加であった。昨年も見せて頂いたが、今年も素晴らしい発表であった。声楽では、どこからあのような美しい透き通った声が出るのだろうかと不思議な気さえした。やはり、訓練で声も出るようになるのだろうか。それとも天性のものだろうか。門外漢の自分には、「羨ましい」の一言しか出てこない。ピアノの演奏も素晴らしかった。練習は自宅でやっているのか、それとも学校でやっているのか尋ねてみたい気がした。それぞれの生徒たちがいろいろな才能を磨く環境があることは土佐女子の大きな特徴である。これからも彼女たちが個々の才能を思う存分伸ばすことができるよう、暖かく見守りたい。(写真は2021年11月に行われた音楽会の際のピアノ演奏です)
本校の放送部が、6月26日に春野のピアステージで行われた、RSバレエスタジオの発表会、「show case 2022、チャレンジの会」の司会をさせていただきました。
舞台はとても華やかで美しく、特に子供たちが一生懸命で可愛らしかったです。
とても良い経験をさせていただきました。ありがとうございました!
これから司会。頑張ります!
リハーサル。少し緊張ぎみです。
大久保里紗先生と、本校の高校3年生の筒井美紅さんと一緒に。
年を重ねたせいか、最近両親のことをよく思い出す。私の父は早くに父母を亡くし、丁稚奉公に出され、大変苦労した人である。34歳の時に自分で鉄工所を経営するようになり、朝から晩までそれはよく働いた。仕事が好きで、日曜も祭日も無かったので、私は両親と一緒に旅行などしたことがない。しかし、それが不満だと思ったことは一度もなかった。仕事をしているときの父親のことが好きだったし、家族のために働いてくれる父親を尊敬もしていた。
小学6年生になったとき、なぜだか今でもわからないが、両親から土佐女子への進学を進められ、塾に通うようになった。なぜ両親が女子校を勧めるのか、本当は、少し不満であった。一度は女子校には行きたくないと自分の気持ちを伝えたが、そこまで我を通す勇気もなく、そのまま受験することになった。私が入学したので2歳下の妹も土佐女子に通った。昭和35年当時のことで、日本中がそんなに豊かではなかった。そんななか、姉妹を塾に入れてまで土佐女子を勧めた理由を聞いておけば良かったと後悔するばかりである。
以来、卒業して56年という歳月があっという間に流れた。今思うに、よくぞ土佐女子に入れてくれたと感謝するばかりである。本校の良さは、「個を伸ばす豊かで自由な環境」だと思う。学校全体に流れる、のびのびとした環境の中で、自分たちのやりたいことが存分にできた。そのことに先生方は力を貸してくれた。どの先生も熱心で厳しさの中に優しさがあった。一緒になって、困難に立ち向かってくれた。少々のことには融通を効かす包容力もあった。この地方の女子校から、陸上、バレーボール、水泳のオリンピック選手が輩出されたのもこんな土壌があったからではないか。また、卒業生の中には多くの分野で活躍されているOGも数多い。このような流れが永遠(とわ)に続いてほしい。
荻村時美さん
皆さんは荻村伊智朗さんという方をご存じでしょうか。実はこの方は、卓球界ではとても著名な方です。日本はもとより、世界でもすばらしい実績を残されています。例えば、1991年に千葉県、幕張メッセで行われた世界卓球選手権大会では、北朝鮮人民民主主義共和国(北朝鮮)と大韓民国(韓国)の合同チーム(コリア)を作り、大会に出場させました。南北の合同チームということで世界的なニュースになりました。さらにこのチームは女子団体で中国を破る奇跡的な戦いを見せ、卓球界に金字塔を打ち立てました。卓球というスポーツを通じて、世界の平和を常に考えておられたことでも有名です。また、現役時代は世界選手権でシングルス2連覇を含め12個の金メダルを獲得しています。今でもその記録は破られておりません。しかし、最近は、このような歴史的な人物について、大学や高校の卓球選手でさえ知らない人が増えていることに、私は大きなショックを受けているところです。
ところで、なぜこのホームページで荻村伊智朗さんのことを書いているのかと申しますと、実はこの荻村さんの奥様は土佐女子の卒業生なのです。森田時美さんという方で、53回生です。ご結婚をされたときには日本中のニュースになったと聞いております。荻村さんは森田先輩を、青函連絡船の中(国民体育大会・北海道大会への道中)で見初められ、その後帰省されてからも、何度も高知に足を運んだそうです。噂ではとてもきれいな方だと聞いておりましたが、私がこの先輩に初めてお目にかかったのは、大学3年生の時でした。ご自宅に呼ばれ、そこで初めてお目にかかりました。あまりの可憐な美しさに、即座に鈴蘭の花を思い浮かべました。気品があり、透き通るようなたたずまいの方でした。同じ土佐女子なのに、こうも違うのかと恥ずかしくなり、その時は会話することすらできませんでした。その後40年ぐらいが過ぎ、高知に里帰りされた折、お目にかかることがありました。お年を召されていましたが、相変わらず気高く、優しくて、控えめで、土佐女子には、こんな素敵な先輩がおられるのだと、いつまでも心に残っております。
OGからのメッセージ
昨日一人のOGの方に偶然お目にかかりました。その方は61回の卒業生の方で、もう後期高齢者だとご本人は言っておられますが、とても若く、いつお会いしても身だしなみを整えておられ、オシャレで素敵な卒業生です。お会いしたとたん、「どうしても聞いて欲しいことがある」ということで話し始められました。6月4日の創立記念日の後に行われた、本校校友会の全国大会に参加した時のことです。当日、校門の外を歩いていると下校中の5人の生徒と出会ったそうです。「創立記念日おめでとうございます」と声をかけると、「こんにちは。ありがとうございます。」と元気よく返事をしてくれました。可愛かったので嬉しくて涙が出そうでした。つい「私たちも卒業生ですよ。私たちの時には部活動がとても強く、よく新聞に掲載されていたので皆さんも頑張ってくださいね」と話すと、「私たちも部活動をやっています。書道部です。今朝、120周年の記念式典で『書道パフォーマンス』を行いました。体育館に残してありますのでどうかご覧になってください」と答えてくれました。「わかった。見ておくからね」と答えて早速、体育館に残されている作品を見せて頂きました。「生徒は本当に可愛いですね。作品も素晴らしかったけれど、この生徒の可愛いらしさが土佐女子の宝です」。このことをかならず後輩たちに伝えてくださいと熱望されました。ありがたいOGの方からのメッセージです。
「吹奏楽部第48回定期演奏会」
一昨日(6月19日)、県民文化ホールにて本校の吹奏楽部が恒例の定期演奏会を開催いたしました。この演奏会は吹奏楽部の最も大きな行事の一つですが、コロナ禍のため、この2年間は延期や、縮小開催を余儀なくされ、思い通りの実施には至りませんでした。今回は久しぶりの通常開催が実現でき、生徒たちも使命感に燃えました。マスク着用や、消毒の実施等いくつかの制約の中ではありましたが、大変楽しい、有意義な時間を過ごすことができました。
文化ホールの入り口には開演前から行列ができたほどの賑わいで、私も並びました。皆さんとても喜んでくださっている様子が伺えました。また、今年は初の試みとして、県下の小学生にお声掛けをしたところ、25名が共演してくださり、生徒たちと一緒にステージに上がってくれました。低学年の生徒さんもおられ、少しドキドキしましたが、皆さん緊張した中でも上手に演奏してくれました。手前みそになるかと思いますが、生徒たちが日ごろの練習の成果を思う存分発揮し、観客の皆様に、感動できる音楽を届けてくれたことに感謝したいと思います。
特に、ファーストステージのステージドリルで見せてくれた白を基調にした衣装の気品ある可愛らしさと動きながらの演奏に感動いたしました。この発表をもっとたくさんの県民の皆様に観ていただきたいと思ったくらいです。生徒たちは日ごろから、良く練習に励んでおります。勉強と部活動を両立し、何かを続けることは大変ですが、日々の努力の成果は必ずどこかで報われると信じております。生徒の皆さん、ご協力してくださった関係者の皆さま、お疲れさまでした。次の発表に大きな期待を抱いております。
第75回四国高等学校卓球選手権大会
<シングルス> 高1田村H 藤本望水 第3位
準々決勝 藤本 3対1 水野(明徳)
準決勝 藤本 0対3 白山(明徳)
<ダブルス> 高3寺尾H橋本礼香・高2森H石川知佳 組 ベスト8
1回戦 橋本・石川 3対0 前山・洙田(尽誠)
2回戦 橋本・石川 3対0 坂口・名賀石(城南)
準々決勝 橋本・石川 1対3 上澤・上澤(明徳)
団体 3位 高3 白川絢那 寺田萌百菜
高2 廣瀬未帆 萩野夏帆 乾紗菜
高1 山下あこ 本田結子
【四国大会個人戦】
ダブルス 準優勝 黒石愛奈・利根美咲組
シングル 準優勝 黒石愛奈
黒石選手は団体戦5試合、個人戦8試合と連戦をよく頑張りました。
次はインターハイで戦ってきます!
【四国大会団体戦】
1回戦松山南に3-1勝利
黒石山脇2-0
國廣永野0-2
五十田2-1
黒石2-1
2回戦高松西に3-2勝利
黒石山脇2-1
永野國廣1-2
五十田0-2
黒石2-1
山脇2-0
準決勝新居浜東に1-3負け
國廣永野1-2
黒石五十田1-2
山脇2-0
五十田0-2
団体戦は3位入賞です。
第76回高知地区中学校総合体育大会(卓球の部)
団体 優勝
シングルス 優勝:松本結 2位:石川実
3位:西岡緩、西岡琉