1月20日、外部の男性の方から学校にお電話がありました。お話しによると、その方は昔剣道具店を経営されており、本校とは長年のお付き合いがあったとのことでした。現在、足を悪くされており、時々歩行がままならなくなることがあり、その日も外出先から帰宅の途中、高知駅の近くで急に歩行困難に陥ったようです。道路でたいへん困っていたところ、ちょうどそこに本校の生徒二人が通りかかり、親切に声をかけ、自宅まで送り届けてくれたとのお話しでした。その親切がありがたく、学校にどうしてもお礼の気持ちを伝えたかったと話され、お電話を置かれました。
生徒の善行に、ほのぼのとした気持ちになっていたその日の午後、事務室に思いがけない届け物がありました。その電話の方からです。鮮やかな黄色のコスモノアという鉢植えのお花が二つです。私が頂いたわけではないのですが、とても嬉しく心が癒された気持ちになりました。
ウクライナの悲劇やコロナ感染者数の増加等、暗いニュースが続く中、とてもありがたい出来事でした。高校一年生の二人の生徒さんに早くお花を受け取っていただきたい気持ちでいっぱいになりました。そんな優しい気持ちは、きっといつかまた自分に返ってくることでしょう。これからもこのような良いニュースがたくさん届いてほしいものです。お送りいただいた横井様、生徒にお褒めの言葉と豪華できれいなお花をありがとうございました。
1月19日、高知スイミングクラブ(高知SC)で指導されている瓶子笑里佳様が来校されました。笑里佳さんは本校の卒業生で、彼女も在学時代には水泳部でご活躍でした。現在はご主人とお二人で本県飛び込み界をリードなさり、多くの飛び込み選手を育てておられます。2020東京五輪に出場した本校OGの宮本葉月選手も瓶子様ご夫妻が長年ご指導された選手のお一人です。この度、宮本選手のオリンピック出場時の冊子が完成し、今日はわざわざそれを学校までお届け下さいました。
冊子には、オリンピックの記事が49ページにわたって掲載されており、東京大会の感激が蘇ってきました。シンクロ板飛び込みは、3メートルの高さの飛び板から、二人が並んで飛び込み、演技がどれだけそろっているかなどを競う競技です。高所恐怖症の私には考えられない演技で、テレビ画面を見るだけでも恐怖心に襲われます。映像で見ると、飛び込みの際には板はかなり揺れているような気がしますので、そのことをお尋ねすると、やはりかなり上下に揺れるとのことです。また、飛び込む角度により失敗すると怪我をすることもあるようで、なかなか勇気のいる競技であることも知りました。強くなるためには体重管理も重要な要素で、特に女子選手は思春期になると脂肪がつき始め、自己管理がたいへんだとのことです。練習・選考・自己管理等、幾つもの厳しい条件をクリアしてオリンピックに出場した選手が、本校の卒業生であることはとても嬉しいことです。
冊子を拝見し、恐怖感や緊張感を大舞台で経験した実績は、きっと今後の人生に役立つであろうと確信いたしました。冊子は図書館に展示し、在校生の皆ともう一度感動を分かちあいたいと思います。わざわざ届けていただきありがとうございました。
団体戦
一回戦 土佐女子 0-3 新田高校(愛媛県)
三位決定戦 土佐女子 3-2 城東高校(徳島県)
個人戦ダブルス
一回戦 山脇理保子·利根美咲 2-0 城東高校(徳島県)
準決勝 山脇理保子·利根美咲 0-2 高松商業高校(香川県)
三位決定戦 山脇理保子·利根美咲 0-2 松山南高校(愛媛県)
4位確定、全国選抜バドミントン選手権大会の出場を逃しました。
Winter’s Cup 2022-2023
18才以下女子シングルス 第3位 杉村リナ
1月4日13時45分、体育館にてバトン部が特例での発表会を行いました。これは、昨年12月に開催された第50回バトントワリング全国大会での演技「Native Americans」をメインアリーナで再演したものです。
全国大会では、思いがけないアクシデントなどもあり、悔しい思いをしたそうです。ポンポン部門はこれが最後の大会ということもあり、顧問の先生方は最後の大会で普段の実力を存分に発揮できなかった生徒のことを思いやり、「自校体育館でもう一度思い切り演技をさせてやりたい」と、この計画を申し出られました。
バトン部は昼休みにグラウンドでよく練習している姿を見かけます。「短い休憩時間のなか、よく頑張っているな」といつも感心していたことです。しかし今回のように、本番の衣装を身にまとった演技を見るのは初めてでした。ふだんのユニフォーム姿とはかけ離れた雰囲気での登場でした。動きも一糸乱れず、練習時とは別世界の感がありました。フォーメーションも見事に決まり、感激で涙が出そうになりました。短時間の発表でしたがアンコールを送りたい気持ちにさせられました。
平日の午後の時間帯にもかかわらず、保護者の方も沢山お見えになり、たいへん有意義な時間となりました。今後ますます練習を重ね、全国に羽ばたいてほしいと思いました。みなさんお疲れさまでした。
今年も元旦に高知城本丸にて初日の出を拝むことができた。これは私が土佐女子に勤務した昭和53年から毎年行っている元旦の恒例行事である。今年で45年になるが、幸い病気もせず、ずっと続けてくることができた。一緒に日の出を拝んだ生徒たちはいったい何人になったのだろう。今でも帰省した数人の卒業生が参加してくれ、おたがい再会を喜ぶことができ、とても嬉しい気持ちにさせてくれる。有難いことである。
これまでわずかではあるが、日の出が見られない年もあった。しかし、今年の初日の出は最高であった。天守閣の前では例年のように、朝のラジオ体操を終えると初日の出を拝み、その後、そこに持ち寄ったおせちを振る舞い、お屠蘇を酌み交わしている人たちも見受けられる。元日ならではの風情である。
一段一段を踏みしめる天守閣までの道のりは年々しんどさを増すが、これからも元気で続けられるよう、日々摂生をして頑張りたいものである。
12月23日朝、登校しようと玄関を開けてびっくりした。車が雪に覆われ真っ白である。ボンネットにも、屋根にも10センチ以上の雪が積もっているではないか。一瞬目を疑った。道路も同様にかなりの積雪である。高知地方気象台によると、午前8時の時点で、観測史上一位の積雪だそうである。冬型の気圧配置となり、上空に流れ込んだ強い寒気と雪雲の影響で大雪となり、高知市は1987年1月13日の10センチの積雪記録を更新したとの発表である。
7時20分、学校に着くと、人気のないグラウンドも、雪に覆われ一面の銀世界である。冬休みで生徒の姿は見られないが、平常授業であれば、生徒たちはきっと大喜びでグラウンドを舞台に雪合戦を繰り広げたのではないかとその姿を想像した。
一方、高知では珍しさもあり、雪に見とれてしまうが、雪国だと10数センチでは済まないのでその後始末がたいへんだとふと考えてしまった。これから道路が凍結すると聞いている。滑って怪我をする人も出るかもしれない。生徒たちに怪我がないようくれぐれも気を付けてほしいと願うばかりである。
12月20日、本校では、入試説明会ナイトを開催いたしました。底冷えのするたいへん寒い中、ご参加いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいでございます。有り難うございました。お帰りの際にはグラウンドからのライトアップされた高知城を見ていただきたかったのですが、すでにこの日は終了しており、それはかないませんでした。
私ども教職員は、来春の受験を心よりお待ち申し上げております。お風邪など召されませんよう、健康には十分ご留意されお過ごしください。どうかよろしくお願いいたします。有り難うございました。
令和4年12月18日(日) 高知県教育センターで行われた「科学の甲子園 高知県大会」に参加しました。
高校2年生6名、高校1年生2名の計8名が筆記試験と実技試験にチャレンジしました。
残念ながら上位入賞は叶いませんでしたが、チームで協力し、課題を解決していく貴重な経験ができました。
参加した高校2年生の生徒さんの感想です。
「1,2カ月前から練習を重ね、実技の課題であるシャトルウィンドカーを試作しましたが、思ったように動かないこともあり、不安な面もありました。ですが本番では、まるで私たちの期待に応えるかのように動き出したときには、チーム全員が喜びの声をあげました。今回は悔しい思いをした場面もありましたが、来年は現高校1年生が次のリーダーとなって、楽しみながら挑戦してくれることを願っています。」
12月16日、昨日テレビ高知で放映された、「サントリー一万人の第九」のダビング版を見ることができました。ご存じの方もおられると思いますが、本校コーラス部がその一万人の中に入れていただけたのです。すでにホームページでも、その前撮りの練習風景が紹介されておりますが、本番は前撮りとはまた違って、とても感動する内容でした。
この3年間、コロナウイルス感染症のため、中学3年次の卒業式もできず、高校2年生での修学旅行も中止となった高3生にマイクが向けられました。その発言から、次々と行事が中止となった生徒たちの悔しい思いが伝わってき、涙がでそうになりました。
今回のお話がなかったら、3年生たちは虚しさを残したままで部活動を終えていたかもしれません。「この企画に参加できて本当に良かったです。一生の思い出です」と満足げに答える部員たちを見て、本当に良かったと思ったことでした。また、この学年は顧問の田村歌穂先生が中学一年生から六年間お世話をした学年とのことで、感慨もひとしおではなかったかと拝察いたしました。下記に田村先生の第九参加に当たってのお気持ちをご紹介いたします。
(第九参加に当たって)
参加が決まって本番までは2週間もなく、本番までの数日は毎日第九と向き合っておりました。第九は生徒には馴染みの無さすぎるドイツ語の歌詞で、音域もかなり高く、高校生の声帯ではかなり負担になりかねない曲でした。大人でも相当きついのです。それを数日でここまで歌い切った生徒たちはよく頑張ったと本当に思います。
今回参加した第九の4楽章は20分ほどありましたが、立ちっぱなしで集中力も切らさず、大阪と繋ぐ本番の緊張感にも負けずに、皆らしい歌声と表情で歌い切ったと思います。
この放送は、12月17日(土)16時~、12月30日(金)23時~ 。いずれもテレビ高知で放映されるようです。ぜひ生徒の皆さんにも見ていただきたいと思います。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/kutv/235788?display=1